水族館プロデューサー 中村 元水族館プロデューサー 中村 元

中村元 プロフィール

水族館プロデューサー 中村 元
中村 元なかむら はじめ
水族館プロデューサー® 集客観光コンサルタント
総務省地域人材ネット:地域創造力アドバイザー
  • 株式会社中村元事務所 代表取締役
  • 滋慶学園 ECO動物海洋専門学校 名誉教育顧問
  • 日本バリアフリー観光推進機構 理事長
  • 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター 理事長
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 1980年鳥羽水族館に入社。3年間の飼育係時に、顧客起点での展示の重要性に気付き、入社5年目に自ら、全国初となる広報担当および展示開発の部門「企画室」を起案して企画室長に就任。地方水族館をマスメディアに最も取り上げられる水族館に導いて増客に成功。ラッコブームを起こし、集客200万人を達成したのもこの当時の独自のプロモーション活動による。
 水族館を大衆文化として捉えた展示開発を行う傍ら、世界各地へのテレビ局との共同取材や調査活動を指揮し、そのフィールド体験を新展示に活かすことを実践、新鳥羽水族館移転時にはプロジェクト責任者として、水族館の新時代を切り開くことで初年度280万人を実現、全国で最もメディア露出の多い水族館を継続した。
 2002年鳥羽水族館を副館長で辞職し独立、新江の島水族館の移設監修と同時に、新江ノ島水族館を鳥羽水族館に代わるメディア露出最多の水族館へと指導することで入館者数6倍(180万人)を達成。この時期に発案した『水塊』展示はその後各地で手掛けた水族館プロデュースでさらに発展し中村の開発方法の特長となり、サンシャイン水族館、北の大地の水族館など、今までにない展示開発および計算されたプロモーション術によって、いずれも奇跡的な集客増を成功させてきた。
 現在国内の複数の水族館や小規模美術館において、展示開発プロデュースおよび広報集客戦略のアドバイザーとして契約するとともに、中国の巨大水族館の展示プロデュースも手掛けている。
 旅館や観光施設の改修プロデュースでも、水族館以上の増客実績を上げている。特にバリアフリー観光による集客増は、廃業寸前の旅館において前年比30倍の実績もあり、全国のバリアフリー観光を推進、日本バリアフリー観光推進機構理事長を務める。
 2023年より総務省の地域人材ネットに、水族館およびバリアフリー観光を核とした「地域創造力アドバイザー」に登録された。
 北里大学の学芸員コースで「展示論」、TCA動物海洋専門学校で名誉教育顧問として講義。水族館の開発とリニューアルのための書籍を編纂の他、著書は20冊を超え、近著に『水族館哲学』文春文庫、『常識はずれの増客術』講談社、『中村元の全国水族館ガイド125』講談社など。メディア出演が多く、年3回開催のトークライブは毎回満員となるため、中村のメディア発信による影響は、特定の水族館への増客や、番組企画のネタなど繋がっている。

※水族館プロデューサー®は中村元事務所の登録商標です。登録番号6119245(T6119245)